素人のデータ復旧備忘録
先日の台風9号で停電した際に、仕事で使っているLAN接続のハードディスクが壊れてしまい、データ救出を専門店に依頼して事なきを得たのですが、色々調べているとデータ救出は私にも出来そうな方法があり、チャレンジしてみました。
以前、パソコン内蔵のハードディスクやUSB接続のハードディスクの復旧は経験があったのですが、LAN接続の物は初めて。いつものようにハードディスクを取り出してUSB接続してみても、パソコンがハードディスクを認識しません。
色々調べるとUSB接続のHDはWindowsのファイルシステム、一方LAN接続のHDはLinuxのファイルシステムと云う事で、Windowsからは見えない事が分かりました。(パソコンに詳しい方からすれば当然の事でしょうが・・・)
そこで、LinuxOSを使ってファイルを読み込むことを行います。
LinuxOSには『
KNOPPIX』を使います。
事前に取り出したハードディスクは、USBで接続できる「ハードディスクケース」にセットしておきます。
KNOPPIXのホームページからCD用(700M)をダウンロードし、CDにイメージとして書き込みます。
Windowsを閉じて、書き込んだCDからパソコンを起動します。
USB接続のハードディスクをPCに接続
KNOPPIXが立ち上がったら画面のマイドキュメントをクリック。
すると、パソコン内臓のハードディスクや接続しているハードディスク、USBメモリなどのホルダーが出てきます。その中から、必要なハードディスクの内容を探し出し、右クリックでコピーを選択し、Windowsの任意の場所に貼り付けます。
作業はこれで終了。
KNOPPIXを閉じてCDを取り出し、Windowsを起動すると保管したファイルがしっかり貼り付けられています。
案外あっさりと作業が終了して拍子抜けした感じです。
今回、私のハードディスクは電源トラブルでハードディスクそのものは何の損傷も無かったのですんなりと行きましたし、ハードディスクケースも持っていたので費用はかかりませんでしたが、通常は専門家に任せるのが良いのかもしれません。
ちなみに、今回のデータ救出は専門店に依頼して、費用は2万5千円(送料込)でした。USB接続のハードディスクなら1万円前後で救出可能です。機器の購入や作業時間等を考えると妥当な金額だと思います。(会社によって金額設定はピンキリです)
何はともあれ、データのバックアップはこまめに!複数に!を実感した出来事でした。
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